オンハンド分析に使う方法

分析機能

毎月の予算や昨年対比で売上目標を達成できるかは、レベニューマネージャーや支配人など責任者にとっては、とても重要な指標だと思います。
ステイシーの単日分析は、昨年同日と比べて、今月のオンハンドの売上金額や稼働率の状況が良いのか、悪いのかグラフで視覚的に確認できます。

状況により販売価格が適正なのか判断する指標として日々確認することができます。

オンハンド分析 グラフの見方(一例)

単日分析・オンハンド分析 月単位

濃い緑色のグラフは今年の今月の売上金額を表示しています。
この画像は6月15日にスクショしたものです。
6月14日時点での6月全体の売上金額と稼働率が表示されています。
(6月1日~14日は売上実績、6月15日~30日は予約金額)

昨年と比べて売り上げが大幅に伸びているので、参考にしづらい部分がありますが
このグラフの場合、
昨年6月1日時点では6月全体の売上は約350万円(稼働率10%)でしたが
昨年6月14日時点では680万円(稼働率22%)
昨年6月30日時点では900万円(稼働率30%)でした。

昨年の場合ですと、6月1日時点の稼働率に対して、6月中に稼働率20%分の予約件数が入ったことが分かります。
売上金額は6月1日時点では月売上の約4割の予約売上があったことが分かります。

今年の場合は
6月1日時点では1700万(稼働率 約50%)
6月14日時点では2200万(稼働率 約65%)であることが分かります。

直近数日の伸び率が鈍化していることから、土曜日など売れる日が満室に近づき、売り上げを伸ばしにくくなっているのかもしれません。もしくは料金を上げたために予約が鈍化しているかもしれません。

満室または満室に近い日の価格を見直し、売り上げを伸ばすことができるか調整が必要でしょう。
また稼働率が低い日の価格を下げて、予約件数を増やすことができるか調整が必要でしょう。

下記グラフの例

昨年と同じようなプランを販売し同じようなマーケットであれば、下記のようなグラフになることが多いと思います。
昨年2900万円の売上、稼働率90%でしたが、今年は、1日の時点で
2000万円の予約売上、稼働率72%です。

残り900万円の予約を獲得しないと昨年の売上を超えませんが大丈夫でしょうか?
グラフで見ると、昨年1月の時点より予約金額も稼働も少し上回っていることが分かります。

昨年と同じ傾向であれば、稼働率を約20%伸ばすことができそうです。
1日までの価格コントロールは昨年と同等であったことも確認できます。

このまま同じようなペースで予約が入った場合、月末時点でのおおよその着地金額が予想することができ、昨年は超えそうなことが
上旬の段階でも確認できますね。

もし、昨年と今年のグラフが逆であれば、目標が未達になりそうですね。
早急に何かしらの対策を行うのか、価格を変更するのか など対策を行う必要があると分かります。

オンハンド分析

単日分析 数字

日々の売上が昨年同日と比べて伸びているのか、下がっているのか確認するには、表を見てください。
左側2項目が1日ごとの売上金額です。
右側2項目が1日からその日まで売上金額を足したものになります。

毎年曜日が異なるので、一週間単位で比べてみると、今月の確定した売上金額が
昨年より多いのか、少ないのか確認することができます。

低い場合は、稼働が悪いのか、単価が悪いのか、稼働率・ADRを昨年と比べて確認することでレベニュー(価格コントロール)が適正なのか確認します。
値段が高すぎて予約件数が減っているのか、予約件数が多く安売りしているのか、確認しましょう。

単日分析 表

リードタイムの確認方法

現時点ではステイシーの画面表示にて、リードタイムやリードタイムごとの予約金額、平均予約単価を表示する機能はございません。
楽天、じゃらん、ブッキングコムなどの管理画面にてご確認をお願いいたします。

また機能追加した場合でも、他の宿との比較は出来かねます。
ご希望の場合は、ステイシーと連携しておりますじゃらんレベニューアシスタントをご検討ください。

予約の入り状況・キャンセル状況からレベニューを行う方法はこちら

より詳しく知りたい方は

ステイシーの開発アドバイザーをしている海月館グループは、楽天トラベルアワード金賞受賞や、じゃらんアワード 売れた宿大賞を受賞してる施設があります。

海月館グループのシニアマーケティングマネージャーによる有料コンサルをご希望でしたらご紹介することは可能です。
ご興味がありましたら、お問い合わせください。

弊社では当ページに記載の内容も含め、実際のデータからの分析や対策方法をお答えすることは、いたしかねます。

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