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【2026年最新】ホテル・旅館向けセルフチェックインシステム比較9選|料金・機能・選び方

【2026年最新】ホテル・旅館向けセルフチェックインシステム比較9選|料金・機能・選び方

ホテル・旅館のフロント業務では、チェックインが集中する時間帯の混雑、人手不足、宿泊者名簿の確認、外国人宿泊者の本人確認、宿泊代金の精算など、さまざまな負担が発生します。

こうした定型業務を効率化する方法として導入が進んでいるのが、セルフチェックインシステムです。

ただし、セルフチェックインシステムには、iPadなどを設置するタブレット型、宿泊者のスマートフォンを利用するオンライン型、
現金精算やカードキー発行にも対応する自動チェックイン機、スマートロックと連携する無人ホテル向けシステムなどがあります。

機能が多い製品が、すべての施設に適しているわけではありません。
現在利用しているPMS、現金払いの割合、鍵の種類、客室数、有人フロントを残すかどうかによって、適したシステムは変わります。

この記事では、ホテル・旅館向けの主要なセルフチェックインシステムを、チェックイン方法、PMS、精算、本人確認、多言語、スマートロックなどの項目で比較します。
施設に合う方式の選び方や導入前に確認したい注意点も解説します。

この記事で分かること

  • セルフチェックインシステム10製品の特徴
  • タブレット型・スマホ型・自動精算機型の違い
  • 有人ホテル・旅館・無人ホテルに合う選び方
  • PMS連携、精算、鍵、本人確認で比較するポイント
  • 導入費用を比較するときの注意点
  • スマートホテリエの機能・料金・近日リリース予定の機能

※本記事はPMS、セルフチェックインのサービスを提供しているステイシー株式会社が記載しております。

結論|セルフチェックインシステムは施設の運営方法で選ぶ

セルフチェックインシステムを選ぶときは、最初に「何を無人化・省人化したいのか」を整理しましょう。

施設の課題・運営方針 検討しやすい方式 選定時の重点項目
チェックイン時の記帳と精算を効率化したい iPad・タブレット型 PMS連携、決済端末、操作性、プリンター
到着前に手続きや支払いを済ませてもらいたい スマートフォン・Web型 事前入力、事前精算、本人確認、案内送信
現金精算やカードキー発行まで自動化したい 自動チェックイン機・自動精算機型 現金対応、キーベンダー、保守、設置スペース
有人フロントを残しながら省人化したい タブレット型+対面対応 予約単位の有人切替、スタッフ呼び出し
夜間無人化や完全無人運営を目指したい スマホ・タブレット+スマートロック 本人確認、録画、遠隔対応、鍵の自動発行
PMSを含めて業務全体を見直したい PMS一体型 予約、配室、売上、清掃、チェックインの一元管理
現在のPMSを変えずにセルフ化したい 外部PMS連携型 利用中PMSとの連携可否、連携範囲、追加費用

中小規模のホテル・旅館で、有人フロントを残しながら、宿泊者名簿の入力やキャッシュレス精算を効率化したい場合は、タブレット型が導入しやすいでしょう。

現金精算やカードキーの自動発行が必要な大規模ホテルでは、自動精算機型が候補になります。
一方、無人ホテルや一棟貸しでは、本人確認とスマートロックの連携まで含めて選ぶ必要があります。

セルフチェックイン・オンラインチェックイン・自動精算機の違い

セルフチェックインシステム 比較

比較記事を読む前に、似ている用語の違いを確認しておきましょう。

方式 主な利用場所 主な役割 代表的な機器
セルフチェックイン ホテル・旅館のフロントや入口 予約照会、宿泊者情報確認、署名、精算、入室案内 iPad、タブレット、自動チェックイン機
オンラインチェックイン 来館前または到着後の宿泊者のスマートフォン 宿泊者情報の事前入力、本人確認書類の登録、事前精算 スマートフォン、Webブラウザ
スマホ精算 客室、館内、来館前 宿泊代や追加料金の確認・支払い 宿泊者のスマートフォン
自動精算機 フロント・ロビー 現金・キャッシュレス精算、領収書、
機種によってカードキー発行
専用筐体、釣銭機、キーベンダー
無人チェックイン 無人ホテル、簡易宿所、一棟貸しなど 本人確認、チェックイン、支払い、鍵・暗証番号の案内 スマホ、タブレット、カメラ、スマートロック

同じ製品でも、タブレット、スマートフォン、自動精算機、スマートロックを組み合わせられる場合があります。
製品名だけで判断せず、自施設で採用する機器構成と運用フローを確認することが大切です。

ホテル・旅館向けセルフチェックインシステム比較10選

ここでは、ホテル・旅館、簡易宿所、無人ホテルなどで検討される主要システムを比較します。

本比較は2026年7月23日時点の各社公式サイト公開情報をもとに作成しています。料金には、PMS本体、端末、決済機器、スマートロック、工事、保守、決済手数料などが含まれない場合があります。各社で課金単位と提供範囲が異なるため、最終的な導入費用は同じ運用条件で見積もりを取得して比較してください。
システム 主な方式 PMS スマホでの事前手続き 現地の現金精算 鍵連携 料金
スマートホテリエ iPad・スマホ Staysee一体型 滞在中精算に対応。
来館前の事前精算は
近日リリース予定
非対応。現金はフロント対応 スマートロック連携 1施設あたり
スマホのみ月額1,100円
セルフチェックイン 月額13,200円
無人ホテルプラン 月額19,800円
AirHost ONE スマホ・タブレット AirHost PMSと連携 対応 対応している 鍵情報の案内・連携 1室あたり
月額1,000円から
inntoスマチェ タブレット innto連携 主に現地タブレット 要問い合わせ RemoteLockと連携 ipad1台あたり
月額9,800円
maneKEY タブレット・スマホ 指定システム
外部連携
対応 要問い合わせ 対応  1~10室:1室2,400円
11~50室:1室2,000円
51~100室:1室1,500円
チェックイン数に応じた課金方式もあり
WASIMIL スマホ・セルフチェックイン 一体型 対応 自動つり銭機との
連携構成あり
スマートロック連携 要問い合わせ
MujInn タブレット・スマホ PMS機能あり 対応 現金回収機
コンビニ払いなどの
構成あり
対応 要問い合わせ
aipass iPad・スマホ・精算機 一体型 対応 機器構成による 対応 要問い合わせ
HOTEL SMART スマホ・タブレット
自動精算機
一体型 対応 対応構成あり 対応 要問い合わせ

記載の金額は、税込み料金です。

比較表だけで候補を決めず、「利用中のPMSと連携できるか」「現金をセルフ化する必要があるか」「本人確認をどのように行うか」「鍵を誰が渡すか」まで確認しましょう。

セルフチェックイン スマートホテリエが向いているおすすめ旅館

セルフチェックイン おすすめビジネスホテル、ホテル スマートホテリエ

無人ホテル セルフチェックイン おすすめ スマートホテリエ

 

スマートホテリエ|Stayseeと一体運用できるiPad型セルフチェックイン

スマートホテリエは、ホテル・旅館向けPMS「Staysee」と連携して利用するセルフチェックイン・スマホ精算システムです。

大型の専用筐体ではなく、iPad、Square ターミナル、レシートプリンターなどの汎用機器を組み合わせて導入します。PMSの予約情報とセルフチェックインがつながっているため、宿泊者が入力・確認した内容や精算結果を、Stayseeの予約・売上管理と一体で扱える点が特徴です。

スマートホテリエの3プラン

スマートホテリエ プラン

プラン 月額料金 主な用途
スマホ精算プラン 1施設あたり月額1,100円(税込) 客室や館内から宿泊者のスマートフォンで精算
セルフチェックインプラン 1施設あたり月額13,200円(税込) iPadで宿泊者情報確認、署名、精算、レシート発行
無人ホテルプラン 1施設あたり月額19,800円(税込) セルフチェックイン、遠隔対応、スマートロック連携

セルフチェックインプランと無人ホテルプランには、スマホ精算プランが含まれます。
客室数が1室でも100室でもスマートホテリエの月額料金は同じです。

他社は1室あたりの料金設定のケースも多いですが、ステイシーは1施設あたりの料金体系となっています。

ただし、スマートホテリエの利用にはPMSとしてStaysee本体の契約が必要です。
iPad、Square ターミナル、レシートプリンター、通信環境、スマートロックなどの費用も別途確認してください。

スマートホテリエ(セルフチェックインプラン、無人ホテルプラン)で利用できる主な機能

  • iPadによるセルフチェックイン
  • セルフチェックインさせたくない予約を設定(フロント対応必須のお客様対応)
  • 予約内容・宿泊者情報の確認
  • 宿泊者による手書き署名
  • パスポート撮影
  • 多言語対応(英語、簡体字、繁体字、韓国語)
  • Square ターミナルを使ったキャッシュレス決済
  • 領収書、お部屋ご利用票の印刷
  • 朝食券などの追加商品の販売
  • チェックアウト前精算
  • 音声通話(無人ホテルプラン)
  • スマートロックの暗証番号発行・再発行(無人ホテルプラン)
  • 鍵連携した客室の状態確認(無人ホテルプラン)
  • 宿泊者のスマートフォンによる滞在中の精算
  • 宿泊者のスマートフォンによるチェックイン前の清算(近日リリース予定)
  • メール・SMSによる精算URL送信、任意の連絡事項送信(メール、SMSの有料申し込みが別途必要です)

近日リリース予定の機能

スマートホテリエ スマホ事前精算、事前チェックイン 

スマートホテリエでは、宿泊者のスマートフォンを活用した次の機能をリリース予定です。(「2026年7月23日時点 開発中・2026年中の提供見込み」)

  • 来館前に宿泊者のスマートフォンで宿泊代金を支払える事前精算機能
  • 無人ホテル向けに、チェックイン時の宿泊者の状況を動画で撮影・保存する機能
  • チェックイン完了後、宿泊者のスマートフォンに客室の暗証番号を表示する機能

事前精算から本人確認、入室に必要な暗証番号の確認まで、宿泊者自身のスマートフォンで進められる運用を目指しています。

リリース時期、提供プラン、利用条件、画面、仕様は変更となる場合があります。正式な提供内容はリリース時の案内をご確認ください。

現在は、iPadでセルフチェックインを行い、スマートロックの暗証番号をレシートに印刷する運用が可能です。近日リリース予定の暗証番号表示機能は、宿泊者が自分のスマートフォンで番号を確認できるようにするもので、紙の受け取りを減らしたい無人ホテルにも適しています。

また、動画撮影機能は、無人運営での本人確認やチェックイン状況の記録を補助することを想定しています。ただし、システムの導入だけで法令や自治体の基準を満たすと一律に判断できるものではありません。施設所在地を管轄する保健所などへ、実際の機器構成と運用方法を事前に確認してください。

予約単位で対面チェックインへ切り替えられる

セルフチェックインを導入しても、すべての宿泊者を同じフローにする必要はありません。

スマートホテリエでは、特別な案内が必要な予約やスタッフが直接確認したい予約について、「フロントでチェックイン・アウトする」に設定できます。
対象の宿泊者にはフロントへ立ち寄るよう案内されるため、通常予約はセルフ化しながら、必要な予約だけ対面で対応できます。

高齢のお客様、団体、記念日利用、支払い方法の確認が必要な予約など、施設の運用に応じて有人対応を残せます。

スマートホテリエが向いている施設

  • Stayseeで予約・配室・売上を管理したいホテル・旅館
  • 大型の自動精算機よりも導入費用を抑えたい施設
  • 有人フロントを残しながら定型業務を減らしたい施設
  • 現金はフロント、キャッシュレスはセルフに分けられる施設
  • iPadを使って宿泊者名簿やパスポート確認を効率化したい施設
  • 客室数によってセルフチェックインの月額料金が増えない方がよい施設
  • スマホ精算から段階的に省人化を進めたい施設
  • 将来的に夜間無人化や無人ホテル運営を検討している施設

導入前に確認したい点

  • 利用にはStaysee本体の契約が必要
  • 現地の現金精算には対応していないため、現金はフロント対応が必要
  • iPad、決済端末、プリンター、Wi-Fiルーターなどを施設側で用意する
  • iPadとプリンターなどのネットワーク設定が必要
  • スマートロックの機器代、工事費、利用料金は別途
  • 無人ホテルでは緊急時の対応体制を別途整備する
  • 管轄保健所へ本人確認、録画、鍵、緊急対応の方法を確認する

KEYVOX|スマートロックとWebチェックインを一体化

KEYVOXは、スマートロック、Webチェックイン、iPadチェックインなどを提供するアクセス管理サービスです。

予約確定時にチェックインURLを送信する方法や、施設に掲示したQRコードから宿泊者が手続きを進める方法があります。フロントにiPadを設置し、従来の対面チェックインとセルフチェックインを併用することも可能です。

鍵の発行・無効化を含む入退室管理を中心に無人化したい施設や、旅館・ホテルだけでなく民泊・簡易宿所にも候補となります。

KEYVOXを確認するときのポイント

  • 予約情報を取り込む方法
  • Webチェックインと現地iPadの併用方法
  • 決済や宿泊者名簿を管理するシステム
  • ドアへの設置方法と鍵ごとの費用

AirHost ONE|来館前からチェックアウトまでスマホで案内

AirHost ONEは、宿泊者向けWebアプリを利用し、事前チェックイン、現地チェックイン、オンライン決済、鍵の案内、アップセル、セルフチェックアウトなどを提供するサービスです。

宿泊者は施設到着前や到着後にスマートフォンで手続きを進められ、施設側はAirHost PMSやゲスト情報と連携して管理できます。QRコードやタブレットを使った現地チェックインにも対応しています。

民泊、一棟貸し、無人ホテルなど、宿泊者とのメッセージ送信や鍵案内まで含めて自動化したい施設に向いている可能性があります。

AirHost ONEを確認するときのポイント

  • AirHost PMSとAirHost ONEの契約範囲
  • 本人確認の方法とビデオチャットの運用
  • 決済後のキャンセル・返金フロー
  • スマートロックや鍵情報の連携先

WASIMIL|オンラインチェックインとゲストポータルを活用

WASIMILは、PMS、予約エンジン、顧客管理、オンラインチェックイン、ゲストポータルなどを提供するオールインワン型のホテルシステムです。

オンラインチェックインでは、氏名、住所、電話番号、同伴者情報、署名、パスポートなどの身分証を登録できます。ゲストポータルでは館内案内や追加サービスの提案、チェックアウト時の明細確認・支払いにも対応しています。

スマートロックとの連携や、自動つり銭機と連携した現金精算の構成も案内されています。宿泊者とのデジタル接点や追加販売まで含めて検討したい施設の候補となります。

WASIMILを確認するときのポイント

  • オンラインチェックインと現地チェックインの役割分担
  • ゲストポータルで販売する商品・サービス
  • 現金精算機器を含む場合の総額
  • 利用するスマートロックとの連携条件

inntoスマチェ|inntoと連携するタブレットチェックイン

inntoスマチェは、PMS「innto」と連携するタブレット型のチェックインアプリです。

宿泊者がタブレットで予約を検索し、宿泊者情報の確認や署名などを行うことで、チェックイン業務と宿帳管理を効率化します。撮影データや署名データをinntoへ連携し、プリンターを接続した運用も案内されています。

現在inntoを利用している施設や、PMSと現地タブレットのチェックインを一体で運用したい施設の候補となります。

inntoスマチェを確認するときのポイント

  • innto本体とスマチェの利用料金
  • 撮影・署名・印刷機能の運用
  • 精算と鍵の受け渡しをどのシステムで行うか
  • 障害やメンテナンス時の代替チェックイン方法

maneKEY|テレビ電話とスマートロックを組み合わせた無人対応

maneKEYは、ホテル、民泊、簡易宿所などの省人化・無人化に利用できるスマートチェックインシステムです。

タブレットを使ったチェックイン、多言語表示、テレビ電話、スマートロック連携などが案内されています。客室とチェックイン端末が離れているコテージや一棟貸しなどでも、遠隔対応を組み合わせられます。

決済やPMSについては、契約中のシステムや追加オプションによって構成が変わるため、現在利用している予約・会計・鍵システムを伝えたうえで見積もりを確認しましょう。

maneKEYを確認するときのポイント

  • 前提となる会計・予約システム
  • テレビ電話を行うスタッフの配置
  • 対応するスマートロックと解錠方法
  • 決済端末を含めた料金

MujInn|タブレット・スマホ・決済・鍵をまとめて無人化

MujInnは、ホテル、民泊、旅館などの無人化・省人化に利用できるセルフチェックイン・PMSサービスです。

現地タブレットによるチェックインに加え、宿泊者のスマートフォンを使うスマホチェックインも案内されています。クレジットカード、QRコード、電子マネーなどのキャッシュレス決済のほか、現金回収機やコンビニでの現金支払いを組み合わせる構成があります。

スマートロック、メッセージ送信、清掃状況などを含め、無人施設の運営全体をまとめて検討したい場合の候補です。

MujInnを確認するときのポイント

  • タブレットとスマホのどちらを中心に運用するか
  • 現金回収機やコンビニ払いを利用する場合の費用
  • スマートロックの種類と設置費用
  • PMS、予約サイト、メッセージ送信の連携範囲

aipass|必要な機器を組み合わせやすいスマートチェックイン

aipassは、PMS、スマートチェックイン、宿泊ゲスト向けアプリなどを提供するホテルシステムです。

スマートチェックインはiPadをベースに、プリンターや決済端末など、施設に必要な機器を組み合わせられる構成です。セルフチェックインだけでなく、スタッフが接客する電子レジカード型のチェックインにも対応しています。

公式サイトでは、キャッシュレス決済、現金精算、ルームキー発行、スマートロック連携などが案内されています。有人フロントの効率化から無人運営まで、施設の規模や目的に合わせて構成を検討したい場合に候補となります。

aipassを確認するときのポイント

  • 導入するPMS・チェックイン機能の範囲
  • 必要な決済端末、プリンター、キーベンダー
  • 現金精算を含めた構成と費用
  • 既存システムから移行するデータと運用

HOTEL SMART|PMS・予約・チェックインをまとめて導入

HOTEL SMARTは、クラウドPMS、セルフチェックイン、自動チェックイン機、自社予約システムなどを一元提供しています。

スマートフォンでの事前チェックイン、現地のセルフチェックイン、自動精算機、現金決済、スマートロックなど、施設の規模や運営方法に合わせた構成が案内されています。

PMS、予約エンジン、セルフチェックイン、決済などをまとめて見直したい施設や、客室数が多く自動精算機まで必要なホテルにとって、比較候補となるサービスです。

HOTEL SMARTを確認するときのポイント

  • 必要な製品を組み合わせた初期費用・月額費用
  • 既存PMSを継続するか、HOTEL SMARTへ移行するか
  • 自動精算機、現金ユニット、カードキー発行の構成
  • 既存サイトコントローラーやスマートロックとの連携

セルフチェックインシステムを比較する11のポイント

1.現在のPMSと連携できるか

セルフチェックインシステムだけを導入しても、予約情報を手作業で登録したり、精算結果をPMSへ転記したりする必要があると、スタッフの負担が残ります。

PMS一体型なら予約、配室、売上、宿泊者名簿をまとめて管理しやすくなります。外部連携型を選ぶ場合は、単に「連携可能」かどうかだけでなく、予約情報、部屋番号、料金、入金、チェックイン状態、鍵情報のどこまで自動連携されるかを確認しましょう。

2.宿泊者はどこで操作するか

現地のタブレットで操作する方式は、施設側が画面や機器を管理しやすい点が特徴です。宿泊者のスマートフォンを使う方式は、端末台数や待ち時間を減らしやすく、到着前に手続きを進めてもらえます。

一方で、スマートフォンを持っていない方、通信環境が不安定な方、操作に不慣れな方への代替方法が必要です。スマホ型を導入する場合も、フロント、電話、現地タブレットなどの代替フローを用意しましょう。

3.事前チェックインと事前精算に対応するか

スマホ事前精算

事前チェックインは、氏名、住所、連絡先、同伴者、署名、本人確認書類などを到着前に登録する機能です。

事前精算に対応していれば、宿泊者は来館前に宿泊代金を支払い、到着後は本人確認や鍵の案内だけで入室しやすくなります。

ただし、事前決済後の予約変更、追加料金、宿泊税、入湯税、キャンセル、返金をどのように処理するかも確認してください。

4.現金決済が必要か

現金をセルフ化するには、紙幣・硬貨の受け入れ、釣銭、回収、締め処理に対応する機器が必要です。専用機器を追加すると、導入費用、設置スペース、保守費用が増える傾向があります。

現金払いが少ない施設では、キャッシュレスだけをセルフ化し、現金はフロント対応に残した方が費用対効果が高い場合があります。

5.決済手数料と返金方法

月額料金だけでなく、クレジットカードなどの決済手数料を確認しましょう。

事前精算、現地決済、追加商品の購入、チェックアウト精算で、利用する決済サービスや手数料が異なる場合があります。取消・返金の期限、部分返金、予約キャンセル時の自動処理も重要です。

6.宿泊者名簿と本人確認

氏名、住所、連絡先など、必要な宿泊者情報を取得し、PMSや宿泊者名簿へ保存できるか確認します。

無人ホテルでは、ビデオ通話でスタッフが確認する方法や、自動チェックイン機器等を通じて本人情報を照合し、チェックイン状況を録画する方法などが考えられます。

必要な方法は営業許可、施設構造、自治体の条例・指導などによって異なる場合があります。導入前に管轄保健所へ、製品名だけではなく、カメラの位置、撮影範囲、保存方法、緊急時対応、鍵の受け渡しまで説明して確認しましょう。

7.外国人宿泊者のパスポートに対応できるか

日本国内に住所を持たない外国人宿泊者については、国籍や旅券番号などの記載に加え、旅券の呈示と写しの保存が必要です。

パスポート撮影、画像保存、OCR入力、スタッフによる確認、保存期間、データの検索・削除方法を確認しましょう。「撮影できる」だけでなく、必要な情報を宿泊者名簿と関連付けて管理できることが重要です。

8.多言語対応の範囲

英語、中国語、韓国語などの表示に対応していても、すべての画面や案内文が翻訳されるとは限りません。

チェックイン、支払い、利用規約、館内案内、エラー表示、スタッフ呼び出し、鍵の説明まで翻訳されるかを確認しましょう。施設独自の注意事項や追加商品の説明を翻訳できるかも重要です。

9.鍵をどのように渡すか

セルフチェックインが完了しても、物理鍵をスタッフが渡す運用であれば、完全無人にはなりません。
ただし、予約確認や精算をセルフ化できるため、有人施設でも十分な省人化効果があります。

無人化する場合は、スマートロックの暗証番号、モバイルキー、キーボックス、カードキーベンダーなどを検討します。

予約期間外の無効化、延泊時の更新、暗証番号の再発行、停電・通信障害時の解錠方法も確認してください。

10.トラブル時に宿泊者がスタッフを呼べるか

セルフチェックインでは、予約が見つからない、決済できない、パスポートを撮影できない、鍵が開かないなどのトラブルが発生する可能性があります。

音声通話、ビデオ通話、電話、チャット、現地スタッフの呼び出しなど、宿泊者が迷わず連絡できる仕組みを確認しましょう。
無人ホテルでは、連絡を受けるスタッフの勤務時間と緊急時に現地へ駆け付ける体制も必要です。

11.初期費用と月額費用の総額

システム料金だけを比較すると、実際の導入費用と大きく異なることがあります。

費用項目 確認内容
PMS 基本料金、客室数課金、施設数課金、アカウント追加
セルフチェックイン 月額、端末台数、チェックイン件数、オプション
端末 iPad、タブレット、専用筐体、スタンド
決済 決済端末、現金ユニット、カード手数料
印刷 プリンター、ロール紙、領収書、利用票
スマートロック、工事、カードキー、キーボックス
本人確認 カメラ、録画、ビデオ通話、保存容量
通知 メール、SMS、メッセージ送信料
導入支援 初期設定、データ移行、操作研修、現地設置
保守 サポート、機器交換、故障、通信費

セルフチェックイン導入後もスタッフに残る業務

セルフチェックインを導入すれば、すべてのフロント業務が自動化されるわけではありません。

ホテル、旅館の場合

 

業務 セルフ化できる部分 スタッフに残る可能性がある部分
予約確認 予約検索、宿泊内容の表示 予約が見つからない場合の対応
宿泊者名簿 宿泊者による入力・確認 入力漏れ、内容不備の確認
精算 キャッシュレス決済、事前精算 現金支払い対応、決済エラー、返金
部屋番号の確認 鍵を手渡しする
案内 画面やスマホで館内案内 個別相談、観光案内、特別対応
おもてなし お客様の満足度を上げる接客

無人ホテルの場合

業務 セルフ化できる部分 スタッフに残る可能性がある部分
予約確認 予約検索、宿泊内容の表示 予約が見つからない場合の対応
宿泊者名簿 宿泊者による入力・確認 入力漏れ、内容不備の確認
本人確認 カメラ、録画、書類撮影 画像不鮮明、本人情報不一致の判断
精算 キャッシュレス決済、事前精算 現金、決済エラー、返金、追加料金
暗証番号 暗証番号を紛失した場合の再発行
案内 画面やスマホで館内案内 個別相談、観光案内、特別対応
緊急対応 呼び出し・遠隔通話 急病、火災、設備故障、現地対応

導入前に通常時だけでなく、予約がない、決済できない、端末が動かない、鍵が開かないといった例外時のフローを作っておくことが重要です。

セルフチェックインシステム導入の流れ

1.現在のフロント業務を計測する

チェックイン1組あたりの時間、ピーク時間の待ち組数、宿泊者名簿の転記時間、現金払いの割合、外国人宿泊者の割合、夜間対応時間などを確認します。

2.省人化する業務を決める

最初から完全無人を目指す必要はありません。宿泊者情報の入力、キャッシュレス精算、チェックアウト精算など、効果が出やすい業務から導入する方法があります。

3.PMS・決済・鍵の連携を確認する

利用中のPMS、サイトコントローラー、決済サービス、スマートロック、会計システムを一覧にし、連携可否とデータの流れを確認します。

4.通常時と例外時の運用を設計する

セルフチェックインできる予約、対面対応する予約、現金払い、団体、子ども、外国人宿泊者、連泊、延泊、日帰りなど、予約パターンごとの対応を決めます。

5.保健所などへ確認する

無人化する場合は、カメラ、録画、本人確認、鍵、防犯、緊急時対応の方法を整理し、所在地を管轄する保健所などへ相談します。

6.実機で操作テストを行う

日本語だけでなく各言語、未精算予約、事前決済済み予約、追加商品、パスポート撮影、決済エラー、プリンター用紙切れ、通信切断などをテストします。

7.一部時間帯・一部予約から開始する

最初はスタッフが近くにいる時間帯に運用し、宿泊者が迷う画面やエラーを確認します。案内表示やスタッフの声かけを改善してから、対象時間や予約を広げると安全です。

導入前チェックリスト

  • セルフ化したい業務が決まっている
  • 利用中のPMSとの連携範囲を確認した
  • 現金払いのお客様への対応方法が決まっている
  • 事前精算後の変更・返金方法を確認した
  • 外国人宿泊者のパスポート保存方法を確認した
  • 本人確認と録画の運用を保健所へ相談した
  • 物理鍵、カードキー、スマートロックの受け渡し方法が決まっている
  • 暗証番号の再発行方法を確認した
  • 高齢者やスマートフォンを持たない方への代替手段がある
  • 障害時の紙台帳・手動精算・予備鍵を準備している
  • 宿泊者がスタッフを呼ぶ方法が分かりやすい
  • 緊急時に現地対応できる体制がある
  • 機器・決済・鍵・保守を含む総額を確認した

セルフチェックインシステムのよくある質問

セルフチェックインシステムの費用はいくらですか?

製品と構成によって大きく異なります。iPadやタブレットを使う方式は、大型の自動精算機より初期費用を抑えやすい傾向があります。現金精算、カードキー発行、スマートロック、録画、ビデオ通話などを追加すると費用が増えます。月額料金だけでなく、PMS、機器、決済手数料、設置、保守を含む総額で比較しましょう。

小規模な旅館でも導入できますか?

導入できます。小規模施設では、大型の専用機ではなく、iPad型やスマホ型を選ぶことで費用と設置スペースを抑えやすくなります。現金と鍵の受け渡しはスタッフが行い、宿泊者情報とキャッシュレス精算だけをセルフ化する方法もあります。

セルフチェックインを導入すればフロントを完全無人にできますか?

セルフチェックインだけでは完全無人にならない場合があります。本人確認、現金、鍵、トラブル、緊急時対応まで整備する必要があります。完全無人を目指す場合は、スマートロック、録画または遠隔確認、スタッフ呼び出し、緊急時の駆け付け体制を含めて設計してください。

現金払いにも対応できますか?

現金ユニットや自動つり銭機を組み合わせて対応できる製品があります。ただし、機器費用、設置場所、釣銭管理、保守が必要です。現金利用が少ない施設では、現金のみフロント対応に残す方法も検討できます。

パスポートを撮影すれば外国人宿泊者への対応は完了しますか?

撮影だけでなく、必要事項の宿泊者名簿への記録、旅券の確認、画像の保存、本人との照合、適切な個人情報管理が必要です。日本国内に住所を持たない外国人宿泊者への対応方法を整理し、管轄保健所にも確認してください。

スマホ型とタブレット型はどちらがよいですか?

到着前の入力や事前精算を重視するならスマホ型、施設側が端末を管理し、その場で宿泊者に操作してもらいたいならタブレット型が向いています。両方を併用し、事前手続きをしなかった宿泊者だけ現地タブレットを使う方法もあります。

スマートホテリエは現金精算に対応していますか?

スマートホテリエのセルフチェックインでの支払いはSquare ターミナルを利用するキャッシュレス決済です。現金払いのお客様はフロントで対応します。現金精算機を省くことで、導入費用や設置スペースを抑えたい施設に適しています。

スマートホテリエは来館前のスマホ事前精算に対応していますか?

滞在中精算のメリット

ステイシーは、客室のQRコードやメール・SMSで送ったURLから、宿泊者のスマートフォンで滞在中の料金を精算できます。来館前にスマートフォンで宿泊代金を支払う事前精算機能は近日リリース予定です。正式なリリース時期と提供条件は最新情報をご確認ください。

無人ホテルで暗証番号をスマートフォンに表示できますか?

スマートホテリエでは現在、スマートロックと連携し、チェックイン完了後に客室と暗証番号をレシートへ印刷する運用が可能です。宿泊者のスマートフォンに暗証番号を表示する機能は近日リリース予定です。

まとめ|機能数ではなく、自施設の運用に合うシステムを選ぶ

セルフチェックインシステムは、製品ごとに対象施設と得意な運用が異なります。

大型ホテルで現金精算やカードキー発行まで自動化したい場合は、自動精算機を含む構成が候補になります。無人ホテルでは、スマートフォンやタブレットだけでなく、本人確認、録画、遠隔対応、スマートロック、緊急対応まで確認する必要があります。

有人フロントを残すホテル・旅館では、すべてを無人化する必要はありません。宿泊者名簿の確認、パスポート撮影、キャッシュレス精算などをセルフ化し、スタッフは鍵の受け渡しや個別のおもてなしに集中する方法があります。

Stayseeを利用して、iPad型セルフチェックイン、スマホ精算、無人ホテル運営を段階的に進めたい施設には、スマートホテリエが候補となります。

スマートホテリエでは、来館前のスマホ事前精算、無人ホテル向けの宿泊者動画撮影、スマートフォンへの暗証番号表示を近日リリース予定です。現在のフロント運用と将来の無人化計画を確認しながら、必要なプランと機器をご相談ください。

比較情報の主な確認先

本記事では、各製品の公式サイト、公式機能ページ、公式ヘルプ・取扱説明書で公開されている情報を確認しています。サービス名、機能、料金、提供条件は変更される場合があります。

この記事を書いた人
ステイシーのコールセンターを担当しているメンバーたちで、記事を書いています。ホテル・旅館のみなさまに役立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。
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