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ホテル・旅館のセルフチェックイン導入ガイド|iPad・スマホ精算で低コスト省人化

ホテル・旅館のセルフチェックイン導入ガイド|iPad・スマホ精算で低コスト省人化

目次

ホテル・旅館のセルフチェックイン導入ガイド|iPad・スマホ精算で低コスト省人化

ホテル・旅館のフロント業務で、「チェックインの時間帯だけ急に忙しくなる」「宿泊者名簿の確認や精算に時間がかかる」「人手不足で夜間や早朝の対応が負担になっている」と感じていませんか。

そのような課題を解決する方法として注目されているのが、セルフチェックインです。

セルフチェックインとは、これまでフロントスタッフが行っていた予約確認、宿泊者情報の入力、本人確認、支払い、チェックアウト精算などの手続きを、宿泊者自身が端末やスマートフォンを使って行える仕組みです。

ただし、セルフチェックインといっても、大型の自動精算機、iPadを使ったセルフチェックイン、スマホ精算、スマートロックと連携した無人ホテル向けの仕組みなど、さまざまな種類があります。

すべてを一度に自動化しようとすると、機器費用や運用設計の負担が大きくなることがあります。一方で、iPad型のセルフチェックインやスマホ精算から始めれば、低コストで段階的にフロント業務を省人化しやすくなります。

この記事では、ホテル・旅館向けに、セルフチェックインの基本、導入メリット、自動精算機との違い、iPad型セルフチェックインやスマホ精算の活用方法、導入時に確認すべきポイントを解説します。あわせて、低コストで始めやすいセルフチェックインシステム「スマートホテリエ」についても紹介します。

この記事で分かること

  • セルフチェックインとは何か
  • ホテル・旅館で省人化できるフロント業務
  • 自動精算機・iPad型セルフチェックイン・スマホ精算の違い
  • セルフチェックインのメリットとデメリット
  • 低コストで導入するための考え方
  • セルフチェックイン導入に必要な機器
  • スマートホテリエが向いている施設

セルフチェックインとは?ホテル・旅館のフロント手続きを宿泊者自身で行う仕組み

セルフチェックインできること

セルフチェックインとは、ホテルや旅館のフロントで行っていたチェックイン手続きを、宿泊者自身が端末やスマートフォンを使って行う仕組みです。

一般的には、次のような手続きを効率化できます。

  • 予約内容の確認
  • 宿泊者情報の入力・確認
  • 宿泊者名簿の作成
  • 本人確認
  • 外国人宿泊者のパスポート確認
  • 宿泊料金や追加商品の支払い
  • チェックアウト時の精算
  • 鍵や暗証番号の受け渡し

セルフチェックインは、単に「フロントを無人にするための仕組み」ではありません。

むしろ、定型的な確認作業や精算業務をシステムに任せることで、スタッフがお客様への案内、相談対応、観光提案、リピーターづくりなど、人にしかできない接客に集中しやすくなる仕組みです。

つまり、セルフチェックインは「接客をなくす仕組み」ではなく、「おもてなしに使える時間を増やす仕組み」と考えると分かりやすいでしょう。

セルフチェックインで省人化できるホテル業務

ホテル・旅館のフロント業務には、お客様と直接向き合う接客だけでなく、定型的な確認作業も多く含まれています。

セルフチェックインを導入すると、次のような業務を効率化しやすくなります。

業務 セルフチェックインでできること 期待できる効果
予約確認 宿泊者自身が予約内容を確認 フロントでの確認時間を短縮しやすい
宿泊者名簿 氏名・住所・電話番号などを端末で入力 紙の記入や転記作業を減らしやすい
本人確認 必要な本人確認や宿泊者情報の確認を実施 確認作業の抜け漏れを減らしやすい
パスポート確認 外国人宿泊者のパスポート撮影に対応 コピー対応や確認作業を効率化しやすい
精算 キャッシュレス決済やスマホ精算に対応 現金受け渡しやレジ締め作業を減らしやすい
チェックアウト スマホで事前精算 朝のフロント混雑を減らしやすい
鍵の案内 スマートロックや暗証番号と連携 夜間対応や無人運営を検討しやすい

特に効果を感じやすいのは、チェックイン・チェックアウトの時間帯に業務が集中している施設です。

夕方はチェックイン、朝はチェックアウト精算が集中しやすくなります。セルフチェックインやスマホ精算を活用すれば、フロントスタッフがすべてのお客様に同じ説明や精算対応を行う必要が少なくなります。

ホテル・旅館がセルフチェックインを導入する背景

ホテル・旅館の現場では、チェックイン時間帯やチェックアウト時間帯に業務が集中しやすくなります。

特に、次のような課題を抱えている施設では、セルフチェックインの導入効果を感じやすいでしょう。

  • 夕方のチェックイン時間帯にフロントが混雑する
  • 宿泊者名簿の記入、確認、転記に時間がかかる
  • 外国人宿泊者のパスポート確認に手間がかかる
  • チェックアウト時の精算待ちが発生する
  • 夜間や早朝のスタッフ配置が負担になっている
  • 新人スタッフでも対応しやすいフロント運用にしたい
  • 人手不足でも接客品質を落としたくない

フロント業務は、お客様との大切な接点です。一方で、毎回同じ内容を確認する作業や、金額確認、精算、台帳確認などに時間を取られすぎると、本来のおもてなしに時間を使いにくくなります。

セルフチェックインを導入すると、宿泊者自身が予約内容や支払い内容を確認できるため、スタッフは確認作業に追われにくくなります。結果として、少人数でもスムーズなフロント運営を目指せます。

宿泊業界では、人手不足への対応や省人化の取り組みが重要になっています。自動チェックイン機、電子宿帳、清掃管理アプリ、AIコンシェルジュなど、宿泊施設の省人化事例も増えています。セルフチェックインは、その中でもフロント業務の負担を減らしやすい施策のひとつです。

自動精算機・iPad型セルフチェックイン・スマホ精算の違い

自動精算機とセルフチェックインの違い

セルフチェックインを検討するときに、よく比較されるのが自動精算機です。

自動精算機は、現金精算、カードキー発行、チェックイン、チェックアウトなどに対応できる高機能な設備です。一方で、大型機器の導入が必要になることが多く、初期費用が高くなりやすい傾向があります。

一方、iPad型のセルフチェックインシステムやスマホ精算は、高価な大型機器を使わずに導入しやすい点が特徴です。現金精算をフロント対応に残し、キャッシュレス決済や宿泊者情報の確認をセルフ化することで、費用を抑えながらフロント業務を効率化できます。

方式 特徴 向いている施設
大型自動精算機 現金精算やカードキー発行など、高機能に対応しやすい 客室数が多いホテル、現金精算が多い施設
iPad型セルフチェックイン iPadと周辺機器でチェックイン、宿泊者情報入力、署名、決済を効率化できる 中小規模ホテル、旅館、有人フロントの省人化
スマホ精算 宿泊者のスマートフォンで支払いを行える チェックアウト時の混雑を減らしたい施設
スマートロック連携 暗証番号やスマートロックと連携し、鍵の受け渡しを減らせる 無人ホテル、夜間省人化施設、簡易宿所

「すべてを無人化したい」のか、「チェックインと精算だけ効率化したい」のか、「まずはチェックアウト時の精算待ちを減らしたい」のかによって、選ぶべき仕組みは変わります。

中小規模のホテル・旅館では、最初から大型の自動精算機を導入するのではなく、スマホ精算やiPad型セルフチェックインから段階的に始める方法もあります。

スマホ精算とは?チェックアウト精算を宿泊者のスマホで完了する仕組み

スマホ精算とは、宿泊者が自分のスマートフォンを使って、宿泊料金や追加料金を確認し、クレジットカードなどで支払いできる仕組みです。

チェックアウト時のフロント混雑を減らしたい施設では、スマホ精算だけでも大きな省人化につながることがあります。

たとえば、客室に設置したQRコードを宿泊者が読み取り、スマートフォン上で利用料金を確認して支払いを完了できれば、チェックアウト時は鍵を返却するだけの運用に近づけられます。

  1. 客室のQRコードを宿泊者が読み取る
  2. スマートフォンで利用料金の内訳を確認する
  3. クレジットカードで支払いを行う
  4. 支払い完了後、チェックアウト時は鍵を返却する

朝の時間帯は、ビジネス利用のお客様や観光へ出発するお客様が集中しやすい時間です。精算待ちを減らせば、お客様のストレス軽減にもつながります。

「セルフチェックインを導入する前に、まずはチェックアウト精算だけ減らしたい」という施設では、スマホ精算から始める方法も検討しやすいでしょう。

【デモ操作】スマホ精算

セルフチェックインを導入するメリット

フロント業務を削減できる

セルフチェックインの大きなメリットは、フロントスタッフの定型業務を減らせることです。

予約確認、宿泊者情報の確認、支払い、レシート発行などを宿泊者自身で進められるようになれば、スタッフは毎回同じ説明や確認に追われにくくなります。

特に、チェックインが集中する時間帯でも、複数のお客様が順番に端末で手続きを進められるため、フロントの待ち時間を減らしやすくなります。

少人数でも運営しやすくなる

人手不足が続くなか、ホテル・旅館では「人を増やす」だけでなく、「少人数でも回る仕組みを作る」ことが重要になっています。

セルフチェックインを導入すれば、スタッフがすべての手続きを対面で行わなくてもよくなります。新人スタッフでも、チェックイン完了後に鍵を渡す、困っているお客様をサポートする、といった対応に集中しやすくなります。

チェックイン・チェックアウトの待ち時間を減らせる

宿泊者にとって、フロントで待たされる時間はストレスになります。

長旅で疲れて到着したお客様や、仕事で急いでいるビジネス利用のお客様にとって、スムーズに部屋へ入れることは満足度に直結します。

セルフチェックインやスマホ精算を活用すれば、チェックイン時やチェックアウト時の行列を減らし、滞在体験を改善しやすくなります。

インバウンド対応を効率化できる

外国人宿泊者が増えると、言語対応やパスポート確認の負担が大きくなります。

多言語対応のセルフチェックインシステムであれば、宿泊者が自分に分かりやすい言語で画面を確認できます。英語、中国語、韓国語などに対応していれば、フロントスタッフがすべての言語に対応できなくても、手続きを進めやすくなります。

パスポート撮影機能があれば、フロントでのコピー対応や確認作業も効率化できます。

スタッフがおもてなしに集中できる

セルフチェックインは、接客をなくすための仕組みではありません。

むしろ、手続きや精算の時間を減らすことで、スタッフがお客様への声かけ、館内案内、観光相談、周辺飲食店の紹介、売店商品の案内などに時間を使いやすくなります。

人にしかできない接客に時間を使えるようになることが、セルフチェックインの本当の価値です。

【デモ操作】セルフチェックイン

セルフチェックインのデメリットと導入前の注意点

セルフチェックインには多くのメリットがありますが、導入前に確認すべき注意点もあります。

不安・デメリット 対策 考え方
導入費用が高そう 大型機器ではなくiPad型やスマホ精算から検討する 必要な機能を絞ることで費用を抑えやすい
機械が苦手なお客様が心配 スタッフ呼び出しや対面対応への切り替えを用意する 完全無人化ではなく省人化から始める方法もある
現金決済に対応したい 現金はフロント対応、キャッシュレスはセルフ化する すべてを自動化しない方が低コストになる場合がある
トラブル時が不安 通信環境、手動対応、管理画面での確認方法を決める 導入前に通常時と例外時の運用を整理する
無人ホテル運用が不安 スマートロック、呼び出し、保健所確認を行う 法令・自治体確認を含めて準備する

導入コストがかかる

大型の自動精算機を導入する場合、機器費用や設置費用が大きくなることがあります。

一方で、iPad型のセルフチェックインシステムであれば、高価な専用機器を使わずに始めやすい場合があります。必要な機能を絞り込み、現金精算はフロント対応に残すなど、運用を工夫することで導入コストを抑えやすくなります。

機械が苦手なお客様へのサポートが必要

すべてのお客様が端末操作に慣れているわけではありません。

高齢のお客様や、初めて利用するお客様のなかには、画面操作に不安を感じる方もいます。

そのため、セルフチェックインを導入するときは、画面の分かりやすさ、スタッフ呼び出し機能、対面チェックインへの切り替え方法を確認しておくことが大切です。

現金決済への対応をどうするか決める必要がある

キャッシュレス決済に特化したセルフチェックインは、現金処理の機能を省けるため、導入費用を抑えやすいメリットがあります。

ただし、現金払いのお客様がいる施設では、現金精算をフロントで行う運用を残す必要があります。

すべての支払い方法に対応しようとすると機器が高額になりやすいため、「どこまでをセルフ化し、どこからをスタッフ対応にするか」を決めておくことが大切です。

トラブル時の対応を決めておく必要がある

端末の通信不良、決済エラー、予約情報の確認ミスなどが発生した場合に、誰がどのように対応するかを決めておく必要があります。

セルフチェックインを導入するときは、通常時の流れだけでなく、困ったときの呼び出し方法、対面チェックインへの切り替え、手動精算の方法も確認しておきましょう。

低コストで始めるなら「全部自動化」より段階導入がおすすめ

セルフチェックインを低コストで導入するには、最初からすべての業務を自動化しようとしないことが大切です。

大型の自動精算機は高機能ですが、現金対応、釣銭管理、カードキー発行などに対応するほど、機器費用や設置費用が高くなりやすい傾向があります。

一方で、iPad型セルフチェックインやスマホ精算であれば、まずはフロントの定型業務を減らすところから始めやすくなります。

段階 導入内容 期待できる効果
ステップ1 スマホ精算 チェックアウト時の精算待ちを減らす
ステップ2 iPad型セルフチェックイン 宿泊者情報入力、署名、精算を省人化する
ステップ3 スマートロック連携 鍵の受け渡しを減らし、夜間無人化を検討する

「完全無人化」は、最終的な選択肢のひとつです。多くのホテル・旅館では、まず有人フロントを残しながら、チェックインや精算だけを効率化する方法が現実的です。

段階的に導入すれば、スタッフもお客様も新しい運用に慣れやすくなります。

セルフチェックインシステムの主な機能

セルフチェックインシステムに搭載される機能は、サービスによって異なります。導入前には、自社の施設で本当に必要な機能を整理しておくことが大切です。

予約照会

宿泊者が予約番号、電話番号、名前、QRコードなどを使って予約内容を確認する機能です。

予約内容を宿泊者自身が確認できるため、「予約日が合っているか」「部屋タイプは正しいか」「宿泊人数は間違っていないか」といった確認作業を効率化できます。

宿泊者情報の入力・確認

氏名、住所、電話番号などの宿泊者情報を入力・確認する機能です。

紙の宿泊者名簿に記入してもらう場合、文字が読み取りにくい、記入漏れがある、あとでシステムへ転記する必要があるといった手間が発生します。

セルフチェックインで宿泊者情報を入力できれば、宿泊者名簿の管理や確認作業を効率化しやすくなります。

本人確認・パスポート撮影

外国人宿泊者が多い施設では、パスポート確認への対応も重要です。

セルフチェックインシステムにパスポート撮影機能があれば、フロントでコピーを取る手間を減らし、確認作業をスムーズにできます。

なお、宿泊者名簿やパスポート確認の運用は、自治体によって確認事項が異なる場合があります。無人ホテルや簡易宿所での運用を検討する場合は、施設所在地の保健所などにも事前に確認しましょう。

キャッシュレス決済

クレジットカードやQRコード決済に対応したセルフチェックインシステムでは、宿泊者自身が料金を確認し、その場で支払いできます。

キャッシュレス決済により、現金の受け渡し、釣銭の用意、計算ミス、締め作業の負担を減らしやすくなります。

一方で、現金払いのお客様が一定数いる施設では、現金精算をフロント対応に残す運用も考えられます。すべてを一度に自動化するのではなく、自社の客層に合わせて段階的に導入することが重要です。

チェックアウト精算

チェックアウト時の混雑を減らすには、スマホ精算が有効です。

客室に設置したQRコードを宿泊者が読み取り、スマートフォン上で利用料金を確認して支払いを完了できれば、チェックアウト時は鍵を返却するだけの運用に近づけられます。

鍵の受け渡し・スマートロック連携

セルフチェックインでは、鍵の受け渡し方法も重要です。

有人フロントの場合は、宿泊者がセルフチェックインを完了したあと、スタッフが鍵を渡すだけの運用にできます。これだけでも、予約確認、宿泊者情報確認、精算対応の負担を大きく減らせます。

無人運営や夜間省人化を目指す場合は、スマートロックと連携し、暗証番号で入室できる仕組みを検討するとよいでしょう。

施設タイプ別|おすすめのセルフチェックイン導入方法

ホテル・旅館・ビジネスホテル、無人ホテル セルフチェックイン

施設タイプ よくある課題 おすすめの方式
小規模ホテル フロント人員が少なく、チェックイン時間帯だけ忙しい iPad型セルフチェックイン
旅館 チェックイン時とチェックアウト時に行列ができる iPad型セルフチェックイン+スマホ精算
ビジネスホテル 夕方と朝にフロントが混雑しやすい スマホ精算+iPad型セルフチェックイン
無人ホテル 鍵の受け渡し、夜間対応、非対面運営が課題 スマートロック連携の無人ホテルプラン
インバウンド比率が高い施設 多言語対応、パスポート確認に手間がかかる 多言語対応、パスポート撮影機能付きシステム

セルフチェックインは、施設タイプによって導入方法を変えることが大切です。

小規模ホテルや旅館では、いきなり完全無人化を目指すよりも、まずは有人フロントを残したままiPad型セルフチェックインやスマホ精算を導入する方法が現実的です。

一方、無人ホテルや簡易宿所では、スマートロック連携、本人確認、呼び出し対応、トラブル時の運用まで含めて設計する必要があります。

セルフチェックイン導入に必要な機器

iPad型セルフチェックインやスマホ精算を導入する場合、利用する機能に応じて必要な機器が変わります。

導入前には、iPad、決済端末、レシートプリンター、スマートロック、Wi-Fi環境などを確認しておきましょう。

必要機器 用途 確認ポイント
iPad セルフチェックインアプリの操作画面として利用する 画面サイズ、OS、設置場所を確認する
iPadスタンド フロントや受付にiPadを設置する 施設の雰囲気や設置場所に合うものを選ぶ
決済端末 セルフチェックイン時のキャッシュレス決済に使う 対応ブランド、手数料、連携方法を確認する
レシートプリンター レシート、部屋番号、暗証番号などを印刷する 対応機種、接続方法、ロール紙の幅を確認する
Wi-Fi・ネットワーク環境 iPadやプリンター、決済端末の通信に使う フロント周辺で安定して通信できるか確認する
スマートロック 無人ホテルや夜間無人化で暗証番号入室に使う 対応機器、連携費用、保健所確認が必要

特に重要なのは、フロント周辺の通信環境です。

iPadや決済端末、レシートプリンターが安定して通信できないと、チェックイン中にエラーが起きる可能性があります。導入前に、実際の設置場所で動作確認を行いましょう。

セルフチェックイン導入までの流れ

セルフチェックインをスムーズに導入するには、事前準備とテスト運用が重要です。

  1. 導入目的を決める
  2. スマホ精算、iPad型セルフチェックイン、無人ホテル対応のどれを導入するか決める
  3. 既存のPMSや宿泊管理システムとの連携を確認する
  4. 必要な機器を準備する
  5. 決済設定を行う
  6. チェックイン画面や商品設定を行う
  7. 無人ホテルの場合はスマートロック連携を確認する
  8. テスト予約を作成する
  9. チェックイン・チェックアウト・精算の流れを確認する
  10. スタッフ向けの運用ルールを作る
  11. お客様向けの案内を用意する
  12. 段階的に本番運用する

導入時は、いきなり本番運用を始めるのではなく、スタッフが宿泊者役になってテストすることをおすすめします。

予約検索、宿泊者情報の確認、署名、パスポート撮影、決済、レシート発行、鍵の受け渡しまでを一通り確認しておくと、現場での案内がスムーズになります。

低コストでセルフチェックインを始めるならスマートホテリエ

スマートホテリエ プラン

スマートホテリエは、ホテル・旅館向け宿泊管理システム「Staysee」と連携して利用できるセルフチェックイン・スマホ精算システムです。

高価な大型自動精算機ではなく、iPadと周辺機器を組み合わせたシンプルな構成で、セルフチェックインを導入しやすい点が特徴です。

スマートホテリエでは、施設の課題に合わせて、スマホ精算プラン、セルフチェックインプラン、無人ホテルプランを選べます。

スマホ精算プラン

スマホ精算プランは、宿泊者が客室のQRコードなどから精算画面へ進み、自分のスマートフォンで支払いできるプランです。

チェックアウト時のフロント精算を減らせるため、朝の混雑緩和に役立ちます。

お客様はスマートフォンで利用料金の内訳を確認し、そのままクレジットカードで支払いできます。支払いが完了していれば、チェックアウト時は鍵を返却するだけの運用に近づけられます。

セルフチェックインプラン

セルフチェックインプランは、iPadを使って宿泊者自身がチェックイン手続きを行えるプランです。

宿泊台帳への記入、予約内容の確認、支払いなどをiPad上で進められるため、フロントスタッフは鍵の受け渡しや困ったときのサポートに集中しやすくなります。

多言語対応、キャッシュレス決済、パスポート撮影、手書き署名、レシート発行、朝食券などの商品購入にも対応しているため、有人フロントの省人化から始めたい施設に向いています。

無人ホテルプラン

無人ホテルプランは、セルフチェックインにスマートロックを連携し、暗証番号で入室できる運用を目指すプランです。

チェックイン後に部屋番号や暗証番号をレシートで案内できるため、鍵の受け渡しを減らし、無人運営や夜間省人化に対応しやすくなります。

iPadアプリの呼び出しボタンからスタッフの管理画面へつながる音声通話機能もあるため、完全に放置するのではなく、必要なときにサポートできる体制を作れます。

スマートホテリエが選ばれる理由

1. iPad型なので導入しやすい

スマートホテリエは、iPadと周辺機器を組み合わせたシンプルな構成です。

大型の自動精算機を設置するほどではないが、チェックインや精算を効率化したい施設に向いています。

既存のフロントにiPadを設置するだけでも始めやすいため、スペースの限られた小規模ホテルや旅館でも導入を検討しやすいでしょう。

2. キャッシュレスに特化して低コスト化しやすい

現金決済まで機械で対応しようとすると、現金処理機能、釣銭管理、防犯対策などが必要になり、機器費用が高くなりやすくなります。

スマートホテリエはキャッシュレス決済に特化することで、複雑な現金処理機能を省き、導入コストを抑えやすい設計になっています。

現金払いのお客様にはフロントで対応し、キャッシュレスのお客様はセルフチェックインで対応するなど、現場に合わせた運用も可能です。

3. Stayseeと連携して宿泊管理しやすい

スマートホテリエは、宿泊管理システムStayseeと組み合わせて利用します。

予約情報や宿泊者情報を宿泊管理システムと連携できるため、チェックインだけを別システムで管理するよりも、現場の確認作業を減らしやすくなります。

4. インバウンド対応に必要な機能がある

スマートホテリエは、英語、簡体字、繁体字、韓国語に対応しています。

外国人宿泊者が多い施設でも、お客様自身が画面を確認しながらチェックインしやすくなります。

パスポート撮影にも対応しているため、インバウンド対応のフロント負担を減らしたい施設にも向いています。

5. 朝食券などの追加販売にも使える

セルフチェックイン時に、朝食券や飲み物などの商品購入ができる機能もあります。

チェックインの流れの中で追加商品を案内できるため、単なる省人化だけでなく、館内売上アップにつなげることも期待できます。

6. 呼び出し機能で無人運営の不安を減らせる

無人ホテルや夜間省人化では、「お客様が操作に迷ったときにどうするか」が重要です。

スマートホテリエでは、iPadアプリの呼び出しボタンからスタッフの管理画面へつながる音声通話機能があります。専用の電話機や回線工事を用意しなくても、離れた場所から操作の不明点やトラブルに対応しやすくなります。

スマートホテリエでのチェックインの流れ

スマートホテリエのセルフチェックインでは、宿泊者自身がiPadを操作してチェックインを進めます。

  1. iPadでチェックイン画面を開く
  2. 予約情報を検索する
  3. 宿泊内容を確認する
  4. 宿泊者情報を確認・入力する
  5. 必要に応じてパスポートを撮影する
  6. 手書き署名を行う
  7. 宿泊料金や追加商品を確認する
  8. 決済端末で支払いを行う
  9. レシートを発行する
  10. 有人フロントの場合はスタッフが鍵を渡す
  11. 無人ホテルの場合は暗証番号を使って入室する

有人フロントで利用する場合、スタッフは「チェックインが完了したお客様に鍵を渡す」運用に近づけられます。予約確認や精算対応にかかる時間が減るため、新人スタッフでも対応しやすくなります。

無人ホテルで利用する場合は、スマートロックと連携し、レシートに印刷された暗証番号で入室する流れを作れます。

スマートホテリエの料金目安

スマートホテリエシリーズは、利用したい機能に応じてプランを選べます。

プラン 主な内容 月額料金の目安
スマホ精算プラン 宿泊者のスマートフォンで精算 1施設あたり月額1,100円
セルフチェックインプラン iPadでチェックインから支払いまで対応 1施設あたり月額13,200円
無人ホテルプラン セルフチェックインとスマートロック連携 1施設あたり月額19,800円

セルフチェックインプランと無人ホテルプランには、スマホ精算プランが含まれます。

セルフチェックインプラン、無人ホテルプランでは、iPad、iPadスタンド、決済端末、レシートプリンターなどの周辺機器が必要になります。

また、スマートホテリエシリーズの利用には、Staysee本体の申し込みが必要です。客室数が1室でも100室でも同じ料金で使えるため、小規模施設でも検討しやすい料金体系です。

料金や必要機器は変更される場合があります。最新情報はスマートホテリエの公式ページをご確認ください。

スマートホテリエの決済方法と手数料

セルフチェックインやスマホ精算を導入する場合、決済方法と手数料も確認しておきましょう。

決済方法 利用シーン 確認ポイント
スマホ決済 宿泊者が自分のスマートフォンで精算する場合 対応カードブランドや決済手数料を確認する
決済端末 セルフチェックインプラン・無人ホテルプランでiPadと決済端末を使う場合 利用する決済端末、手数料、連携方法を確認する
現金決済 現金で支払うお客様への対応 スマートホテリエでは現金決済はフロント対応にする

スマートホテリエは、現金決済には対応していないため、現金で支払うお客様にはフロントで対応する必要があります。

この点はデメリットに見えるかもしれませんが、現金処理をサポートしないことで、釣銭機や現金管理機能が不要になり、導入コストを抑えやすくなります。

スマートホテリエを無人ホテルで使う場合の注意点

無人ホテルプランでは、セルフチェックインとスマートロックを連携し、宿泊者が暗証番号で客室に入室できる運用を目指せます。

ただし、無人ホテルとして運用する場合は、単にシステムを入れるだけでは不十分です。

  • スマートロックの対応機器と費用を確認する
  • 暗証番号の発行・再発行方法を確認する
  • チェックイン時に印刷されるレシートの内容を確認する
  • 宿泊者が迷ったときの呼び出し方法を決める
  • 通信トラブル時の代替対応を決める
  • 宿泊者名簿、本人確認、パスポート確認の運用を確認する
  • 施設所在地の保健所等に、無人運営の条件を確認する

無人ホテル運用では、トラブル時に「誰が」「どこから」「どのように」対応するかを決めておくことが重要です。

スマートホテリエの呼び出し機能や音声通話機能を活用すれば、お客様がiPadの操作に迷ったときにも、管理画面からサポートしやすくなります。

補助金を使える可能性はある?

宿泊業界では、人手不足対策や省力化投資を支援する補助事業が実施されることがあります。

セルフチェックイン、自動チェックイン機、PMS、スマートロックなどは、省人化や業務効率化に関係する設備・サービスとして検討対象になる場合があります。

ただし、補助金は年度、地域、事業内容、申請要件、対象経費によって条件が変わります。スマートホテリエや周辺機器が対象になるかどうかは、必ず最新の公募要領や専門家、事務局に確認してください。

補助金を使えるかどうかに関係なく、まずは「どの業務を何時間削減できるか」「フロント混雑をどの程度減らせるか」「スタッフをどの業務に回せるか」を整理しておくと、導入判断がしやすくなります。

セルフチェックイン導入で失敗しないためのチェックリスト

セルフチェックインを導入する前に、次の項目を確認しておきましょう。

導入前に確認すること

  • チェックインのどの業務を効率化したいか
  • チェックアウト精算の混雑を減らしたいか
  • 現金決済をどこまで残すか
  • 外国人宿泊者の割合はどの程度か
  • パスポート確認や宿泊者名簿の運用をどうするか
  • 既存の宿泊管理システムと連携できるか
  • iPadや決済端末を設置するスペースがあるか

運用前に確認すること

  • 高齢のお客様や操作が苦手なお客様へのサポート方法
  • トラブル時に対面チェックインへ切り替えられるか
  • フロント周辺のWi-Fi環境は安定しているか
  • スタッフが日常業務で使いやすいか
  • 導入前にテスト予約で一連の流れを確認したか
  • お客様向けの案内表示を用意したか

無人ホテルで確認すること

  • スマートロック連携が必要か
  • 暗証番号の発行方法を確認したか
  • お客様が迷ったときの呼び出し方法を決めたか
  • 通信トラブル時の代替対応を決めたか
  • 施設所在地の保健所等に確認したか

セルフチェックインは、導入すればすべての課題が自動的に解決するものではありません。

大切なのは、施設の運営に合わせて「どの業務をシステム化し、どの対応を人が行うか」を決めることです。

スマートホテリエはこのような施設におすすめ

スマートホテリエは、次のような施設におすすめです。

  • 大型自動精算機は高額で導入しにくい
  • まずは低コストでセルフチェックインを始めたい
  • iPadを使ってフロント業務を効率化したい
  • チェックイン時の宿泊者情報確認を減らしたい
  • チェックアウト時の精算待ちを減らしたい
  • 外国人宿泊者のパスポート確認を効率化したい
  • スマートロックと連携して無人運営を検討したい
  • 客室数が少ない施設でも導入しやすい仕組みを探している
  • Stayseeで予約・客室・売上管理もまとめて行いたい

特に、小規模ホテル、旅館、簡易宿所、無人ホテル、ビジネスホテルでは、まずスマホ精算やiPad型セルフチェックインから始めることで、現場に無理なく省人化を進めやすくなります。

よくある質問

セルフチェックインと自動チェックイン機の違いは何ですか?

自動チェックイン機は、現金精算やカードキー発行などに対応できる大型機器を指すことが多いです。

一方、iPad型セルフチェックインは、iPadと周辺機器を使ってチェックインやキャッシュレス決済を効率化する仕組みです。大型機器よりも低コストで導入しやすい場合があります。

セルフチェックインを導入すると、フロントスタッフは不要になりますか?

必ずしも不要になるわけではありません。セルフチェックインは、予約確認、宿泊者情報入力、精算などの定型業務を減らす仕組みです。

有人フロントを残しながら、スタッフがお客様への案内やサポートに集中しやすくする使い方もできます。

スマートホテリエは現金決済に対応していますか?

スマートホテリエは現金決済に対応していません。現金払いのお客様には、フロントで対応する必要があります。

一方で、現金処理機能を省くことで、シンプルな構成にしやすく、導入コストを抑えやすいメリットがあります。

すでに持っているiPadは使えますか?

画面サイズやOSなどの条件を満たしていれば、既存のiPadを利用できる場合があります。

実際に利用できるかどうかは、導入前に確認しましょう。

スマートホテリエは多言語対応していますか?

スマートホテリエは、英語、簡体字、繁体字、韓国語に対応しています。

外国人宿泊者が多い施設では、宿泊者自身が画面を見ながら手続きを進めやすくなります。

旅館でもセルフチェックインは導入できますか?

旅館でもセルフチェックインは導入できます。

ただし、旅館では食事時間の案内、館内説明、入湯税、部屋食、鍵の受け渡しなど、ホテルとは異なる運用があります。

完全無人化ではなく、有人フロントを残しながら、宿泊者情報入力やスマホ精算だけをセルフ化する方法もあります。

スマホ精算だけでも導入できますか?

スマホ精算プランを利用すれば、宿泊者が自分のスマートフォンで精算できます。

まずはチェックアウト時の精算待ちを減らしたい施設では、スマホ精算から始める方法もあります。

無人ホテルとして使う場合、何に注意すればよいですか?

スマートロック連携、暗証番号の案内、呼び出し対応、通信トラブル時の代替対応、宿泊者名簿や本人確認の運用を事前に確認する必要があります。

また、無人ホテルとして運用する場合は、施設所在地の保健所等に利用条件を確認しておきましょう。

PMSと連携しないとセルフチェックインは使えませんか?

セルフチェックインは、予約情報や宿泊者情報、精算情報と関係するため、PMSや宿泊管理システムと連携できる方が運用しやすくなります。

予約確認や会計情報が分断されていると、スタッフが別画面で確認したり、手作業で転記したりする必要が出る場合があります。

補助金は使えますか?

補助金は、年度、地域、事業内容、対象経費によって条件が異なります。

セルフチェックインや省人化設備が対象になる場合もありますが、必ず最新の公募要領や事務局、専門家へ確認してください。

まとめ|セルフチェックインは低コストでも段階的に導入できる

セルフチェックインは、ホテル・旅館のフロント業務を効率化するための仕組みです。

予約確認、宿泊者情報の入力、精算、パスポート確認、鍵の受け渡しなどを効率化することで、スタッフの負担を減らし、お客様の待ち時間も減らしやすくなります。

ただし、セルフチェックインには複数の種類があります。大型自動精算機が向いている施設もあれば、iPad型セルフチェックインやスマホ精算から始めた方がよい施設もあります。

大切なのは、自社の施設に必要な機能を見極め、現場スタッフとお客様のどちらにも使いやすい仕組みを選ぶことです。

スマートホテリエなら、iPadを使ったセルフチェックイン、スマホ精算、スマートロック連携による無人ホテル運営まで、施設の課題に合わせて段階的に導入できます。

「大型の自動精算機までは必要ないが、フロント業務を減らしたい」「人手不足でもお客様を待たせない運営にしたい」「低コストでセルフチェックインを始めたい」という施設は、スマートホテリエの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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ステイシーのコールセンターを担当しているメンバーたちで、記事を書いています。ホテル・旅館のみなさまに役立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。
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