ホテルの朝食喫食率を上げる方法
ビジネスホテルの売上を伸ばす方法として、価格の調整を需要や他の館に合わせて細かく行い最適化を行い売り上げを最大化することや、朝食の喫食率を上げる方法がありますね。
おはようございます。とあるホテル旅館グループのGENです。
この記事では喫食率を上げる方法、取り組みのアイデアについてまとめました。
朝食の喫食率を上げるとホテルの売上が伸びる
朝食の喫食率を上げると、どれぐらい売り上げが伸びるのか?
当館グループの場合
旅館系だと朝食の喫食率は平均95%(2食が多いので)
ビジネスホテルは50%から90%です。
ちなみにビジネスホテルで宿ごとに差があるのは朝食のメニューの取り組みや、朝ごはんでの賞の受賞なども影響していると思われます。
ビジネスホテルは素泊まり単価が安い宿が多いので、朝食付きになると、客単価が20%から30%アップします。
素泊まりの単価を20%上げるのは競合も多いエリアだとなかなか難しいですが、素泊まりで予約された方に朝食を勧めるのであれば、いろいろ対策ができますよね。
仮定ですが、喫食率50%の宿が喫食率を75%に上げられれば、単純計算で売上が10%から15%アップになりますね。
昨対より売り上げが10%上がればよいですよね。
朝食の喫食率を上げる取組み
朝食の喫食率を上げる方法としては、素泊まりでご予約されたお客様へチェックイン時にお客様にご案内したり、ポップなどで案内されていると思います。
ただ、ホテルに到着した時点でコンビニなどでパンやおにぎりを買っているお客様には、チェックイン時に案内しても朝食を申し込みしてくれるケースは少ないと思います。
できれば、事前に案内して朝食を追加してほしいですよね。
とくに当館グループは、コンビニが近くにないホテルもあるので、コンビニまで遠いことを知らないお客様に低い口コミ点数の投稿をされるケースもあります。(プラン文言には、コンビニまで遠いと書いているのですが)
当館グループでは、最近ステイシーを使ってSMS(携帯の番号宛に送るショートメッセージ)で朝食のご案内を宿泊日の前日に行っています。
Google検索では見えないロボット対策を行ったページを作成し、SMSでご案内とそのページのURLを送ります。
ページでは写真付きで料理の写真や交通の案内をつけているので、「道に迷った」という道案内電話を減らす効果も期待できます。
メールでお客様1人ずつアップセルの連絡をする方法もあると思いますが
送り漏れや、素泊まり以外のお客様に誤って送ってしまうリスクがあります。
件数も多いので、お客様の名前を間違って記入するなどミスも起きやすいと思います。
その点、ステイシーのショートメッセージだとソートされたプランから対象のお客様を選んで、テンプレートから自動で名前が表示されるので、対象の予約が20件あっても送信するのにかかる時間は1、2分ほど。
とてもスムーズです。
喫食率のまとめ
・ビジネスホテルで売上を上げるには、朝食の喫食率を上げると効果が大きいケースがある
・事前に朝食付きへのアップセルを案内する方法もある