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PMSとカード端末の連携で、フロント業務をスムーズに効率化!

はじめに

ホテル業界では、業務効率化と顧客満足度の向上がますます重要視されています。その中でも、PMS(プロパティマネジメントシステム)とカード端末の連携は、フロント業務を効率化するひとつの手段として注目されています。これにより、手作業によるミスの削減や多様な決済手段への対応など、様々なメリットが得られます。本記事では、PMSとカード端末の連携による利点や課題について解説していきます。

PMSとカード端末の連携で、フロント業務を効率化!

手作業によるミスを削減!自動精算でスムーズなチェックアウト

PMSとカード端末を連携させることで、手作業で行っていた精算業務を自動化でき、ミスの削減に繋がります。チェックアウト時における清算は、スムーズに行われることが宿泊客にとって重要なポイントです。連携されたシステムでは、宿泊料金や追加料金がリアルタイムでカード端末に反映され、簡単な操作で決済が完了します。これにより、フロント業務の負担が減り、顧客対応の質が向上します。

多様な決済方法に対応し、顧客満足度向上

近年では、現金やクレジットカード以外にも、電子マネーやQRコード決済など、多様な決済手段が普及しています。PMSとカード端末の連携により、こうした多様な決済方法に柔軟に対応することができます。これにより、宿泊客は自分の希望する決済方法を選択でき、顧客満足度が向上します。また、外国人観光客にとっても、国際的な決済手段に対応していることは安心感を与える要素となります。

PMSとカード決済端末の連携におけるメリットとデメリット

導入メリット:業務効率化、顧客満足度向上

PMSとカード端末の連携は、フロント業務の効率化に大きく貢献します。手作業による精算業務が自動化され、スタッフの負担が軽減されるだけでなく、ミスの削減にも繋がります。また、精算にかかる時間を短縮できることで、顧客満足度の向上が期待できます。

導入デメリット:システム導入の手間

システム導入の際には、スタッフへのトレーニングや既存システムとの連携にかかる初期設定に手間がかかることがデメリットとして挙げられます。

PMSとカード端末を連携した場合のフロー

連携していない場合(決済方法によって端末も分かれている場合)の一例

顧客が精算に来られ、スタッフは請求額を提示します。クレジットカード決済の場合、決済端末でカード会社を選択し、請求額を打ち込み、顧客にカード決済端末へのクレジットカードの差し込み等の操作を依頼します。顧客はその後、請求額を確認し暗証番号を入力することで決済を完了させます。また出力されたレシートに手書きで署名を必要とする場合もあります。QRコード決済の場合は、顧客にQRを読み込んでもらったり、スタッフがQRを読み取って決済金額を打ち込んで決済します。その後、スタッフはPMSなどの売上を管理するシステムから該当顧客の予約を呼び出し、入金額を転記します。

PMSとカード決済端末を連携した場合の一例

顧客が精算に来られ、スタッフは請求額を提示します。その後、スタッフがPMSから決済ボタンを押すと、金額が自動的に決済端末へ通知されます。顧客はクレジットカードやQRコード決済などをその端末に差し込んだりかざしたりして、暗証番号入力などの操作後、決済を完了させます。署名を要する場合も端末上でデジタルに操作が可能です。端末からPMSに決済の完了が伝わると、自動的にPMSに入金額が書き込まれるので、スタッフの操作が削減されます。

まとめ

PMSとカード端末の連携は、ホテルの業務効率化と顧客満足度向上に大きな効果をもたらします。システム導入の手間などのデメリットもありますが、導入した場合には、手作業の削減や多様な決済手段への対応など、多くのメリットがあります。システム選定時には、自社のニーズに合ったシステムを選び、導入後のテストを余裕を持って行うことでスムーズなチェックイン・チェックアウト業務の助けになることでしょう。

PMS「Staysee」と決済端末「Squareターミナル」

PMS「Staysee」では、クレジットカード決済が可能な決済端末「Squareターミナル」と連携しています。連携費用は無料で、決済端末をご購入いただくことで始められます。Staysee上で該当予約の決済ボタンを押下すると、Squareターミナル端末上に自動で決済額が表示され、タッチ決済やQRコード決済でかんたんに決済を完了できます。暗証番号キーも端末上で大きく表示され視認性も高く、署名もデジタルで記入いただけるため、施設側での紙ベースでのレシート控えが不要です。決済手数料など、詳細についてはこちらをご覧ください。

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